過程的なノート

Twitterをしています。アカウントは、@kfrtofe

「新しい戦前」という言葉について思うこと

タモリさんが「徹子の部屋」で「新しい戦前」という言葉を使ったらしいですね。残念ながらその番組を視聴出来ていない。昨日25日の「デモクラシータイムス」で山田道子さんをはじめロシアによるウクライナ侵攻から1年が経過していまだに戦争が終わる気配がな…

ロック

どうしたんだ。髙橋幸宏が逝った。鮎川誠が逝った。若者だった僕らのヒーローだ。私は、当時の若者の一人であった。私は、YMOを聴いた。YMOを知ったのは、中学生の頃だった。同級生がシンセサイザーを買って、ひいていた。彼はYMOのように音楽をやりたかった…

宮台さんの事件について

この事件の結果を知って、落胆した。この事件の結末に納得いかないから、がっかりしたのか。この事件の結末がこれでよいはずがないと思っていたからなのか。こんなのことをしていいはずがない。だからといってこんな結末でよいはずがない。そう思ったからな…

この感染症の分類を「2類」から「5類」への移行にふと想う

政府は、新型コロナウイルス感染症本部で、感染症法上の分類について議論してきた。今年(2023年)5月8日から新型コロナウイルスを「2類」から「5類」の分類に変えるという。この議論をメディアを通してみてきた。何かそこにはよくわからないが違和を感じた…

「座間市で起きた事件について感じること」(再掲載)

✳︎誤字脱字、誤植を直して、再掲載しました。 26th Nov 2017 from TwitLonger https://www.twitlonger.com/show/n_1sqba1f 「座間市で起きた事件について感じること」 村上春樹の『ノルウェイの森』という小説があります。知っている人は多いことでしょう。…

大相撲名古屋場所8日目、結びの出来事

今日(17日)、家族とテレビで相撲を観ていた。大相撲名古屋場所8日目、結びの一番でそれは起きた。結びは、東の横綱照ノ富士と西の若元春の一番であった。私は相撲は好きで、観れる時はよくテレビの前で家族と観ている。相撲観戦は好きであるが、相撲にと…

昨今の為替とマクロ環境についてのメモ

為替の変動が続いている。今日(23日)は1ドル134.94円だった(✳︎1)。随分、円安が進んだという認識を持っている。現在、日銀は為替変動を放置しているわけではないが、現状の政策のままでは為替動向やマクロ環境に不安を感じる。 先日(2022年6月22日)公開…

「民主主義の未来を考えるための覚え書き」 (2017/12/14)

✳︎以前に他の場所で公開したものです。誤字脱字、誤植を治して、加筆したものになります。「民主主義の未来を考えるための覚え書き」(2017/12/14)https://www.twitlonger.com/show/n_1sqc2n6〈メモ〉「民主主義の未来を考えるための覚え書き」 昨日、古本…

在日ロシア人とウクライナ人に対する日本について思うことがあった

在日ロシア人とウクライナ人に対する日本について思うことがあった2022/05/28ウクライナでは悲劇が繰り返されている。このウクライナとロシアの戦争はいつまで続くのだろうか。誰かこの戦争を止めることが出来ないものだろうか。そんな事を思う日が続く。テ…

日常的にもう少しマスクを着用することについて考えてみる

パンデミックになり、マスクを着用することが、日常の光景のうちとなった。パンデミック以前に日常的にマスクをしている人がいると、特殊な嗜好のように感じていた。Covid-19による感染症の拡大の影響が大きくなる以前、日常的にマスクをすることはなかった…

「外交ボイコット」という言葉を聞いて思うこと

オリンピック・パラリンピックの政治的な利用は、その理想に反する。 アメリカと中国の間の対立は、大国間の関係、国と国の関係から生じている。外交ボイコットは、選手団を送らないということではないみたいで、通常通り競技は実施できるのであればひとま…

このブログのタイトルについて

このブログの名は「過程的なノート」である。私が、何故このブログの名にしたかというと、何かについて考えていくことについてをこのブログの名にしようと考えたからだ。 私は、今日、パウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房)を読んでいた(✳︎1)…

バングラデシュでおきたテロと英国の国民投票の結果を受けてのメモ(2016/07/05)

2016年7月5日に書いたものを誤字脱字を直し、加筆したものを再掲載する。(2021年4月9日) <バングラデシュでおきたテロと英国の国民投票の結果を受けてのメモ>(2016/07/05)〈https://www.twitlonger.com/show/n_1sos6g7〉 <バングラデシュでおきたテロ…

自由貿易を考える上でのメモ

かつて、川上から川下までといったような産業構造*(1)から、グローバル化と情報化の進展で、篠原三代平がいったようなブーメラン効果のようなものが生じた。このような過程は、グローバルな水平分業の深化の中に、日本と呼ばれる地域も位置する過程であった…

メモ「日本学術会議が遺伝子の特徴を示す時に使う「優性」や「劣性」という用語について、誤解を与えるとして、別の表現を使うことを推奨するという報告書をまとめたという記事を読んで」

山崎(@puremalt2010)さんが仰ることは、もっともなことだと思う。そして、同時に、こういった検討がされたことに関しても理解を持つ。私は、表現する時に、自由についての息苦しさを感じる。だから、山崎さんのようなこういった指摘が必要であると思う。言…

日本的な課題の重さと日本的な軽さ

安全保障関連法では、今まで日本国憲法では出来ないとしてきた集団的自衛権の行使を可能とするものを含んでいた。そのために広く法案反対の運動が起こり、反対する人々が声をあげた。このような動きの中でこの夏の象徴的な存在は、学生のグループSEALDSだっ…

「専門家について考えるためのメモ」

池田信夫さんのつぶやきをみて、専門家について少し考えました。そこで少し専門家について考えるためのメモをつくりました。「3.11」がおきたことで、専門家の信用が揺らぐことがありました。そして、最近の日本社会では、反知性主義について述べる機会が増…

日本の民主主義とメディア(2012/03/23)

日本にはたくさんの人が住み、それぞれが個人として物事を考えて意見をもつ。このように日本は個人が主張をもつ自由が許されている国家である。そして、それぞれに個人がもつ意見が他人と同一であることを強いられていない。このような環境が日本という国家…

分析事始め

デカルトの『方法序説』と『精神指導の規則』はクリティカル・シンキングを例に、批判的な考察をする上でとても参考になる。金子勇は『社会分析』において、前掲載の二書をあげて、デカルトの「知識の実践的性格」をしっかり把握することが「社会分析」に大…

日本の「かわいいは正義」の考察 α2

バトリシア・ビッチニーニの<新生児>Newborn.2010 Phote: Graham Baningを見ると、この中に日本の「かわいいは正義」が隠れているように見える。http://www.artwhatson.com.au/roslynoxley9gallery/works_31/newbornこの作品は、「卵胎生であるカモノハシ…

原子力発電にまとわりつく虚構性的対立とそこから脱するための第三項

大澤真幸『増補 虚構の時代の果て』(ちくま学芸文庫)を読み直している時、気になる記述があった。それを参照して、原子力発電に関わる対立を考えている。P214〜P215 人が虚構に準拠して行為するのは、その当人が、問題の虚構(現実と)信じているからでは…